不況下の採用方針は補充採用
好況期の採用は増員採用が多いのに対し、不況期の採用は一転して補充採用に方針を転換する企業が多くなります。
理由のひとつは、事業拡大や新規事業に取り組む、企業体力を失っていること。ふたつめには、不況を機に増員計画の見直しと便乗リストラで社内のムダを省く目論見が実行に移されること。みっつめには、それらの理由に伴なって、他社へ流出してしまった優秀な人材の穴埋めを行うからです。不況下では優秀な人材ほど、成長機会を求めて新しいチャレンジの許される会社へ移っていくもの。必然的に、前職で担当していたポストは空席となるのです。
補充採用の場合、募集の背景、入社後に担当する業務説明、必要となる経験やスキルが、増員採用時よりも具体的に明示されることが多いはずです。応募する際には、企業の求める条件を満たせるか、慎重に検討しましょう。前任者が優秀であればあるほど、求められる能力はハードルが高くなります。
増員採用であれば、経験や能力に不足があっても、ポテンシャルを評価される例は少なくありません。しかし不況時の補充採用にシフトしている企業が多いことを認識しないと、転職活動は思わぬ長期戦となってしまうでしょう。
