ご存じでしたか?米国公認会計士(U.S.CPA)日本受験開始について
国内外の企業がこぞってグローバル展開を推し進める中、益々需要が増えつつある米国公認会計士資格、U.S.CPA。
取得しておくと転職に有利なばかりでなく、昇進・昇格の目安にもなると言われており、経理・財務の転職を考える皆さまであれば、一度は受験を意識したこともあるのでは。
しかし、試験はすべて英語で行われ、受験会場もアメリカに限定されていることでハードルを高く感じていませんでしたか?
そんなあなたに朗報です。2011年8月から、U.S.CPAを日本で受験することが可能になりました。
今回は、U.S.CPA日本受験についての情報をFAQ形式でまとめてみました。
Q1.アメリカで受験する場合と、受験内容は違うの?
A.日本に配信されるU.S.CPA試験は米国内と全く同じものです。試験会場にあるパソコンの画面上で回答していくCBT(Computer-based test)形式を用いて、英語で実施されます。
Q2.アメリカで受験する場合と、手続きの流れは違うの?
A.続きの流れは基本同じで、以下のようになります。
1)出願州の決定
アメリカは州ごとに法律が異なるため、よってU.S.CPAの資格も州ごとに取得・登録されます。州ごとに受験資格となる学位(単位)要件が異なるため、受験資格を満たしやすい州を選ぶとよいでしょう。
2)学歴審査
ご自身が大学などで取得した学位と単位について、出願州が指定する学歴審査機関にて審査を受ける必要があります。学歴審査機関に英文での成績証明書や卒業証書を送付し、審査結果は出願州事務局に直送されます。
3)願書送付
願書(Application Form)を出願州事務局へ送付し、受験費用を支払います。
4)受験票受領
願書の提出から1~2ヶ月後に、受験票(NTS=Notice of Schedule)が、指定した手段(郵送/Eメール/FAX)により送付されてきます。
5)テストセンター予約
インターネットを使って、受験地であるテストセンターの予約を行います。日本受験を希望する場合は、指定の追加料金を支払うと、日本の受験会場の予約が可能になります。
6)受験
Q3.どの州に出願すると、日本受験ができるの?
A.日本受験が可能となるのは、以下の6州に出願する場合のみです(2011年5月現在)。
・アラスカ州
・グアム
・ニューハンプシャー州
・バーモント州
・モンタナ州
・ワシントン州
Q4.日本のどこで受験できるの?
A.日本国内では、以下の3都市で受験可能です(2011年5月現在)。
・東京・茅場町(茅場町タワー15階)
・横浜・横浜駅西口(相鉄KSビル9階)
・大阪・大阪中津(中津センタービル7階)
Q5.試験の実施日は?
A.日本国内では2月、5月、8月、11月の4カ月間に試験が実施されています。実施期間のうち好きな日時にテストセンターの座席を予約し、受験することができます。ただし、祝日はテストセンター休業日となりますのでご注意ください。詳細はテストセンターホームページにてご確認ください。
Q6.受験費用はどのようになるの?
A.通常は学歴審査費用(州ごとに異なる)・出願料(州ごとに異なる)に加え、下表の通り受験料が必要になります。日本受験を希望する場合、これらの受験費用とは別に、日本受験追加料金がかかります。通常受験料+日本受験追加料金で、どの科目を受験する場合も、1科目合計$500となります。アメリカで受験する場合の渡航費や滞在費を考えると、この追加料金は格安と言えるのではないでしょうか。
| 通常受験料 | 追加料金 | 合計 | |
| FAR(公会計) | $207.15 | $292.85 | $500 |
| BEC(ビジネス環境) | $185.10 | $314.90 | $500 |
| REG(法規) | $185.10 | $314.90 | $500 |
| AUD(監査) | $207.15 | $292.85 | $500 |
ISA(国際会計基準)が策定された2000年以降、我が国の会計基準もISAに近づけるよう大幅な改定が行われてきました。米国の会計基準はISAに非常に近いものになっており、グローバルな会計知識を持ったU.S.CPA資格保持者のニーズは、今後益々高まっていくと考えられます。これを機に、あなたもU.S.CPA受験を考えてみてはいかがでしょうか?
詳細・最新情報についてはU.S.CPA試験を運営している機関、NASBA(National Association of State Boards Accountancy=米国各州会計士委員会協会)のサイトをご確認ください。














